2015/07/26

レッズランド10周年記念イベント第1弾
7/18(土)「スポーツ&ネイチャーフェスタ」レポート(PART2)

レッズランドがオープンしたのは2005年7月17日。今年10周年を迎えた記念イベントの第1弾として「スポーツ&ネイチャーフェスタ」が2015年7月18日()に開催され、広々としたレッズランドの敷地内を使ってさまざまなプログラムが行なわれました。

今回、144組261名が満喫した“レッズランドライフ”をご紹介します。

PART2【スポーツプログラム】:スクールとは別に、この日は特別なスポーツプログラムも行なわれました。

レッズOBとエンジョイサッカー

7/11()から使われているリニューアルした人工芝サッカー場では、浦和レッズOBと一緒にサッカーを楽しむプログラムが行なわれました。

この人工芝サッカー場は、2014年5月にドイツ1部リーグへ移籍した原口元気選手の移籍金の一部を使って張り替えられたもの。原口選手自身、中学・高校時代はトップチームを目指してレッズランドで練習していました。ピッチには原口選手の背番号9が施され「僕を育ててくれたレッズランド。ここから皆も世界を目指そう!!」というメッセージも掲げられています。

そんなリニューアルした人工芝の感触を確かめるべく集まった浦和レッズ選手OB会のメンバーは、水内猛さん、桜井直人さん、斉藤豪人さん、都築龍太さん、池田学さん、岩本隼児さん、そして現スタッフからも内舘秀樹さん(ジュニアユースコーチ)、宮沢克行さん、酒井友之さん(ともにハートフルクラブコーチ)、堀之内聖さん(パートナー営業部)という豪華な顔ぶれ。OBと一般参加者を混合チームにしたり、参加者チーム(人数無制限)vs浦和レッズOBチームで対戦したりと、さまざまな形式でサッカーを楽しみました。

OBの面々は現役時代を彷彿させる華麗なボールさばきを見せる一方、時間を重ねるごとにスタミナへの不安も覗かせながら(苦笑)、参加者と一緒に笑顔で気持ちよく汗を流しました。

テレ玉で放送中の「REDS TV GGR」のパーソナリティでもある水内さんにお話を聞きしました。

「サッカーはチームスポーツですけど、今日みたいなプログラムだと1人から参加でき、初めて会った人同士でも一緒に楽しめるのがいいですね。僕らOBも久しぶりに集まれました。特に話し合わなくても、プレーが始まると自然にお互いの得意なポジションに落ち着き、連携していけるので面白い。僕が現役だったころはまだレッズランドができる前でしたが、ここはチーム練習もしていた思い出の場所です。今は育成の練習場でもあり、ここでトップを目指してみんな頑張っています。浦和レッズのサポーターであっても、レッズランドのグラウンドが一般開放されていることを知らなかったりするので、もっと知って欲しいし、もっと使って欲しいですね」

セパタクロー体験教室

アジア大会の正式種目でもあるセパタクロー。バトミントンやバレーボールのように、ネットを挟んで足や頭でボールを相手のコートに返し合うスポーツです。今回は体験教室ということで、日本セパタクロー協会の方々が指導に来てくれました。皆さん日本代表選手で、女子で世界ランク3位のペアという選手もいました。

デモンストレーションでは、オーバーヘッドキックのように、空中でアクロバティックな体勢となってポイントを決める選手の姿に、参加者から歓声が沸きました。

参加者の皆さんは、ほぼ100%セパタクロー初体験です。まず最初に十分な準備運動&ストレッチをしてから、ボールの扱い方を教わりました。サッカーボールより2回りくらい小さく、プラスチックでできています。サッカーボールのようには弾みません。基本的には、リフティングのように空中で扱います。インサイドの足を使うとボールを安定してコントロールできるようになるので、その練習をします。パス交換したり、1人が手でトスをしたものを打ち返したり、リフティングしたり……。口でいうほど簡単ではないのですが、徐々に慣れて来たころに試合を行ないました。

セパタクローの種目はいろいろありますが、3対3で行なうのが一般的。親子一組に、選手1人が加わった3〜4人1組のチームを基本に行ないました(中には大人1人で代表選手に叱咤されながら頑張った参加者も)。

ゲームは味方チームが手でトスしたボールを相手コートに蹴り入れるサーブからスタート。そのボールを3回以内でつなぎ、相手コートに返すのがルール。相手コート内の地面にボールを落としたら得点となります。サーブを入れるのも受けるのもなかなか難しいのですが、コーチの指導のおかげもあって徐々にゲームの形になり、とても盛り上がりました。

日本セパタクロー協会の矢野さんは「僕たちはいろんな場所へ指導に行くのですが、レッズランドの皆さんはとても筋がいいです。普段からスクールで教わっているからか、小さなお子様でもこちらが教えたことを飲み込む力に優れていると感じました。競技は室内でやることが多いのですが、今日のように自然を感じながらの教室もいいですね。セパタクローも、サッカーやフットサルと同じ“足のスポーツ”ですから、互いに通じるものもあります。レッズランドでもまたこうして皆さんとセパタクローをする機会が作れたらうれしいです」と語ってくれました。レッズランドから将来のセパタクロー代表選手が生まれるかも?期待したいところです。

溝口美貴テニスクリニック

テニスも特別なプログラムが行なわれました。2013年5月までレッズランドテニススクールのヘッドコーチとして活躍した溝口美貴さんが約2年ぶりにレッズランドに来場し、スペシャルクリニックを開校しました。

「テニスの楽しさはラリーにある」という溝口さん。今回、どんなプログラムにしようかいろいろ考えたそうですが、技術的なことは普段のスクールで教わっているので、この日はゲーム(ダブルス形式)での打ち合いが中心。ハツラツとした声を響かせ、参加者を相手にパワフルなテニスを披露してくださいました。

溝口さんに久しぶりのレッズランドのスクールについて、感想を伺いました。

「来たとたん知った顔に何人も会い、帰って来たなあと感じました。最近は屋内で指導することのほうが多かったので、アウトドアでやるテニスの楽しさを再確認しました。スクール生の皆さんは、私が指導していたころよりもレベルアップしていて、頼もしかったです。最後の中上級クラスではラリーで力負けしてしまいました(笑)」とのこと。

これからテニスを始めたい方、最近壁にぶつかっていると感じる方へのアドバイスもいただきました。

「テニスは技術が必要なスポーツなので“難しい”と感じてしまう方も多いかもしれません。でも大切なのは“プレイ&ステイ”。つまり楽しんでテニスをし、それを継続していくことです。最近はコートを狭くしたり、スピードの遅いボールを使って打ち合いを楽しむことから始めるプログラムもあるくらい。レッズランドのスクール生は皆さん明るくてとても雰囲気がいいですね。一緒にテニスを楽しむ仲間がいるのは心強いです。また、壁にぶつかっていると感じる方には、上手な選手の試合を見ることもオススメです。最近は錦織圭選手の活躍でテニスに注目が集まっていますし、憧れの選手を見つけて、その選手のプレイに注目してみるのもいいと思います」

>>PART3「ネイチャープログラム」へつづく