レッズランドがオープンしたのは2005年7月17日。今年10周年を迎えた記念イベントの第1弾として「スポーツ&ネイチャーフェスタ」が2015年7月18日(土)に開催され、広々としたレッズランドの敷地内を使ってさまざまなプログラムが行なわれました。
今回、144組261名が満喫した“レッズランドライフ”をご紹介します。
PART3【ネイチャープログラム】:広々としたレッズランドの自然環境を生かしたプログラムが展開されました。
◆スラックライン
昨年の「夏思」でお目見えしたドイツ発祥のアウトドア・アクティビティです。平らなテープ状の上を、綱渡りのように歩きます。簡単そうに見えて、体幹のバランスがよくないと歩けません。ランニングスクールの尾池コーチやレディースの選手も挑戦。体幹バランスを鍛えることは、ランニングやサッカーなどあらゆるスポーツの基本となりますので、これは日ごろのトレーニングにも取り入れたいです。
◆ツリーイング
今回レッズランドでは2度目となるプログラム。ロープを使っての木登りです。レッズランドのシンボルともいえる大木のもと、行なわれました。
ロープを使った木登りは、アーボリスト(樹木医)が樹上作業を安全に行うための手段として発展。その技術を体系化し、レクリエーションの一環としたものが1980年代のアメリカで誕生しました。
その木登り技術を、ツリーマスタークライミングアカデミーでは「ツリーイング」と命名。ロープを使うことで、捕まるところがないような大きな木にも登れるのです。ロープでつながれているので、落ちるリスクも軽減できます。
今回は身軽な子どもたちだけでなく、大人の参加者も童心に帰って楽しんでいる様子が印象的でした。
◆ネイチャーアート教室
体を動かすことだけが自然体験ではありません。どんぐりや木の枝などを使ってキーホルダーを作る「ネイチャーアート教室」も開催。自然体感塾ワンダースクールの指導のもと、世界にひとつだけのオリジナルキーホルダーや小物を作りました。
◆手作りアイスクリーム(ボーイスカウトコーナー)
こちらも昨年の「夏思」で大好評だったプログラム。ボーイスカウトさいたま南地区協議会の協力のもと、自分たちでおいしいアイスクリームを作りました。
材料を全部混ぜてから転がす作業が楽しい! 自分たちで作ったアイスの味は格別でした。
◆カレーランチコーナー
レッズランドのイベントではおなじみ、井上スパイスさん協力のもとカレーランチコーナーを開設。この日のイベントに参加してくれた方すべてにカレーランチ券がプレゼントされました。
カレーは甘口とキーマカレーを用意。甘口はマイルドでサッパリした味わい。大人にも人気です。キーマカレーは程よいスパイシーさが美味。辛すぎないので子どもでも安心して食べられます。この日はカレーだけでなく、カレーせんべいやスパイスなども販売。暑い夏、野外で食べるメニューにカレーはぴったりですね。
◆セレモニー&抽選会
昼過ぎに行なわれたセレモニーには、浦和レッズ/レッズランドの淵田敬三代表をはじめ、レッズランドの歴代キャプテンが勢ぞろい。中村紀彦・現キャプテンからは「レッズランド10周年ということで、今までの10年に感謝するとともに、これからも皆さんに“レッズランドライフ”を満喫していただけるレッズランドならではの取り組みを行なっていきます」と挨拶がありました。
レッズランドを拠点としている浦和レッズレディースの選手たちもセレモニーに参加し、試合のチケットを自ら販売しました。レディースを応援するサポーターの方たちとの記念撮影にも快く応じていました。
以上、駆け足でイベントを振り返りましたが、10年間で積み重ねてきたレッズランドの“底力と懐の深さ”を感じた1日でした。今後より多くの人が「レッズランドライフ」を満喫できるよう、これから先の5年、10年に期待したいと思います。
(取材・文/小谷祐子) |