5/6(日)、埼玉県で活動するブラインドサッカーチーム「埼玉T.Wings」協力のもと、レッズランドでブラインドサッカーの体験会を開催しました。
「埼玉T.Wings」に所属しているブラインドサッカー日本代表の加藤健人選手の指導のもと、最初に準備運動からスタートしました。2人組になり、アイマスクをしていない人がアイマスクをしている人に、加藤選手が行っている動きを言葉で伝えながらストレッチします。
次に、参加者全員がアイマスクをしている状態で4人1組のグループを作りました。みんな目が見えない状態で声を出し、手探りでメンバーを見つけます。4人1組のグループができたら簡単な自己紹介を行い、早速トレーニングへ。
音の鳴るボールを使ったリレーでは、アイマスクをした状態でガイド(案内役)の声を頼りにボールを探したりパスをしたりしました。視力が使えない状態のなか、怖さゆえ慎重に行動する人もいれば大胆に走る人もいて、みなさん熱心にブラインドサッカーを楽しんでいました。また、ガイドを体験することで、情報をより具体的に、正確に、端的にわかりやすく伝える大切さ、大変さにも気付かされました。
どのトレーニングもアイマスクなしでは初めてボールに触れる人向けの簡単なトレーニングばかりですが、アイマスクをすると頼れるのはガイドの声のみ。そして、ほかのガイドも大きな声を出しているため、ピッチエリアも方向もわからないなかで自分のガイドの声を探し出し、その情報だけでプレーしなければなりません。
体験会の最後に、加藤選手らが味方とのパス交換からドリブルシュートするプレーを披露。体験した参加者からは、そのレベルの高さに歓声が上がり、大きな拍手が送られました。
本イベントは、レッズランドで障がい者スポーツへの理解、コミュニティ作り、コミュニケーションの大切さを知るきっかけになってほしいという想いを込めて開催しています。今後も継続して取り組んでいきます。次回の開催をお楽しみに!