トレーニングが始まる前に、今回は対人でのぶつかり合いが多く、筋肉にも負荷がかかるため、育成で行っている体感トレーニングを実践しました。開始早々から「つりそう…」という声も漏れましたが、眠っている筋肉を起こすための体の準備が必要です。

最初のパス＆コントロールでは、パスを受けてターンするというシンプルな動きですが、今回は相手を背負いながらターンしました。このトレーニングのポイントは、まず背後にいる相手を背中や腕で感じること、そしてボールを置く位置や腕の使い方などを意識することです。ボールを奪われないために、相手への体の当て方、ボールと相手の直線上に身体を入れるなど、試合での1対1の局面にフォーカスしました。対人を繰り返すうちに徐々にコツをつかみ始め、体の当て方が上手くなってきました。

次に1対1を発展させ、2対2のシュートゲームを行いました。ここまで取り組んできたポイントを生かし、体の入れ方や腕の使い方など、みなさん試行錯誤しながら取り組んでいる様子でした。

最後のゲームでも、いつもより球際の攻防が多く見られ、「相手に負けない！」という強い気持ちが伝わってくる白熱したゲームとなりました。

今回のクリニックでは体のぶつかり合いが多く、いつも感じないところの痛みを感じた方もいましたが、プロの世界はもっと激しいなかでプレーをしています。今回は、少しサッカーの泥臭い部分を味わったトレーニングだったかと思います。金生谷コーチから、勝つための技術を身につけることだけでなく、「相手に負けない」という気持ちの部分も教えてもらった気がします。

次回は、7/16（土）17:00〜19:00、安藤智安コーチ（浦和レッズ・ユース）がヘッドコーチを務め、「アタッキングサードの攻略」をテーマに開催します。難しく聞こえますが、ピッチを3等分にしたゴールに近いゾーン（アタッキングサード）をいかに崩すのか、そこに焦点をしぼってトレーニングします。たくさんの参加をお待ちしています！

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