今回は、安藤智安コーチ（浦和レッズ・ユース）がヘッドコーチを務め、参加者として酒井友之コーチ（浦和レッズ・ハートフルクラブ）も加わりました。

最初にウォーミングアップでボール回しを行い、ボールをもらう前の体の向きやコントロールする位置を意識して取り組みました。次に、パス〜コントロール＆ターン〜パスの一連の動きのなかでのキックやコントロールの精度を高めるトレーニングを行いました。

前回から取り組んでいるロングキックの強化では、止まったボールではなく落とされたボールをターゲットに向けて正確に蹴ることを意識して取り組みました。コーチが蹴ったボールには逆回転がかかっており、遠い距離でもターゲットの足元にピタリと落ち、トラップもしやすいキレイな弾道のキックでした。蹴るときにボールの下を蹴ること、蹴り足は止めずに振り抜くことを意識して行いました。

コンパクトからワイドでのパス＆コントロールを意識した成果がすぐにゲームに表れました。ゲームでは選手がボールサイドに寄りがちになりますが、ディフェンスラインや中盤の選手から逆サイドや裏のスペースにロングフィードする機会が増えたことで、相乗的にみんながワイドにポジショニングするようになり、ゲーム展開がとても面白くなりました。

ここでユースのトレーニングを終えた池田伸康コーチが飛び入りで審判に入り、ゲームはさらに盛り上がりました。本職のキーパーポジションに入った安藤コーチから得点を奪おうと、プロの試合さながらの攻撃シーンが何度も見られましたが、守備範囲が広く、クロスバーに嫌われたりとなかなかこじ開けられませんでした。個人がスキルアップすると、個人としてもチームとしてもやれることが増え、ビジョンが広がるので、ゲーム全体の質が上がっているように感じます。

毎回さまざまなコーチが指導することも、このサッカークリニックの楽しみの1つですね。

次回は、4/11（土）金生谷仁コーチ（浦和レッズ・ジュニア）がヘッドコーチを務めます。引き続き、個人のスキルアップを目指してトレーニングを行う予定です。たくさんの参加をお待ちしています。

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