11/15(土)、12月の試合に向けた最後のトレーニングを行いました。
今回は、サッカークリニックおなじみの渡辺隆正コーチ(浦和レッズ・ジュニアユース)がヘッドコーチを務めました。以前、渡辺コーチがテーマに取り上げた“無駄走り”が参加者には今でも強く印象に残っており、オーバーラップをしたり、良い動き出しをしたけれど使われなかった場合は「無駄走り!」と声をかけ合い、「よい動き出しだったよ!」という意味を込めた励ましの合言葉になっています。
今回も“動き出し”と“見る”ことをテーマに、とてもハードなトレーニングを行いました。冒頭での「今日もたくさん走ってください!」との呼びかけに答えるかのように、最初のウオーミングアップから最後のゲームまで、参加者のみなさんは限界以上に走りきっていました。
ウオーミングアップでは、動きながらパス&コントロールするなかで、常に首をふって周りの状況を見ることを意識しました。次に、ゴール前での4対2の崩しからシュートまでのトレーニングを行いました。最初は、ある程度コーチから「こういうときはこう動いて…」と指示がありましたが、徐々に型にはまらないようみなのイメージを引き出しながら、様々なコンビネーションでトライしました。その場で浮かんだイメージをグループで共有し、ゴールまでボールを運ぶ応用トレーニングが形になってきたのは、1年間のトレーニング成果の表れだと思います。
12月の試合につながるよう、今回はゲームの時間を長めに取り、ゲームをやりながらコーチが止めてアドバイスや修正したりと、実践的なトレーニングを行いました。周りを見ることを意識しているせいか、遠くを意識したプレーができたり、パスにメッセージが込められていたり、ダイレクトプレーも増え、ゲームの質が上がっていることをコーチが驚いている様子でした。いつもより長めの15分ハーフのゲーム後、いったん休憩を挟み、最後にコーチも入ってゲームを行いました。
これまでのトレーニングを総集したかのうようなミラクルゴールが連発し、2チームともに大接戦の戦いとなりました。ゲームは大変盛り上がり、同点のまま終了時間を迎えたため、サドンデスに。あと一歩というシーンが続き、徐々にみなの体力に限界が見え始めたところで試合終了。120分強のトレーニングを最後まで全力で走りきったみなさんに本当に脱帽です。翌日、筋肉痛となった方が多かったようです…。
次回、12/20(土)はいよいよ人工芝サッカー場のフルピッチで試合を行います。これまでとはピッチの広さが2倍以上変わるので、さらに体力、パワーが必要になります。時間のある方は、1カ月間体力が落ちないよう、自主練しておいてくださいね! 次は、おなじみの池田伸康コーチ(浦和レッズ・ユース)が担当します。今年1年間のトレーニング成果を披露し、みなで思い切りサッカーをエンジョイしましょう!
詳しくはこちら>>大人のためのサッカークリニックのページへ
|