2014/10/03
9/27(土)大人のためのサッカークリニック 〜第29回レポート〜

9/27()、秋を匂わす心地よい風が吹くなか、サッカークリニックはサッカーの醍醐味“シュート”をテーマに熱く楽しくトレーニングが始まりました。

今回は、7月に途中悪天候のため中止となってしまった回のリベンジとして、同じく杉尾一憲コーチ(浦和レッズ・ジュニアユース)がヘッドコーチを務めました。杉尾コーチは本職がゴールキーパーなので、キーパー目線でどのようなシュートが効果的なのかのを的確に指導してくれます。

最初にパス交換を行いながら、用意されている2つのゴールのうち、コーチが指示するゴールに素早く正確にシュートを打つトレーニングを行いました。ここでは、シュート動作に移るときによりスムーズに、そしてどのコースにもシュートが打てるような位置にトラップすることが重要です。良い位置にトラップできれば、あとはゴールにパスをするだけです。

基礎トレーニングを行った後は、実際のゴールでキーパーも加わり、動きを入れたシュート練習を行いました。ディフェンスの裏で受けるのか、カットインするのか、イメージする場所にパスを要求し、シュートを打ちます。ここで杉尾コーチがゴールキーパーが最も嫌がるポイントをアドバイスしました。1つ目は、どのコースにも打てるところにボールを置くことです。

2つ目は、ダイレクトシュートです。キーパーにとって、タイミングもコースも全く予測不能なのだそうです。そのポイントを意識しながら、攻撃2人、守備1人でシュート練習を行いました。

攻撃2人で選択肢が増えると、たちまちパスを探すことが優先され、シュート意識が低くなってしまいます。そこで、最後に攻撃2人(参加者)vs守備1人(コーチ)に分かれ、3分間で攻撃側が7点取れたら勝利といったルールのもと勝負しました。

必死に得点をねらう参加者に対して、守備に入ったコーチの闘志にも火が付き、白熱した攻防が繰り広げられました。最後はコーチもヘトヘトになりながらの死闘の末、残り1点がなかなか奪えきれず、守備のコーチチームが勝利しました。ラスト1秒でクロスバーに当たって入らなかった場面もあり、みな悔しさいっぱいです。

最後のゲームでは、まさしくトレーニングで行ったシュートシーンが見られ、見応え満載でした。コーチからトレーニングを通して「しっかりパスを要求しよう!」と意識付けがあったので、どこでもらいたいのか、どうしてほしいのかを味方に対して積極的に意思表示していました。

今回のゲームではみなの“シュート”意識が高いため、守備に関して前線からアプローチをかける傾向があり、その半面空いた裏のスペースを効果的にねらっていたチームがより得点を奪えたように感じました。次回テーマが変わっても、この“シュート”意識を継続してトレーニングに臨みたいです。

次回は、10/4()16:00〜18:00の開催です。スポーツ日和の気候のなか、トレーニングがますます楽しくなってきました!たくさんの参加をお待ちしています♪

詳しくはこちら>>大人のためのサッカークリニックのページへ

日時
9/27()16:00〜18:00
天気
晴れ
テーマ
グループ戦術〜シュート〜
指導者
【ヘッドコーチ】杉尾一憲(浦和レッズ・ジュニアユース)
【アシスタント】神原一輝(浦和レッズ・ハートフルクラブ)
        鰺坂真人(浦和レッズ・ハートフルクラブ)