8/23(土)、猛暑日が続くなか、この日は心地よい風が吹き、絶好のサッカー日和となりました。今回は、おなじみの安藤智安コーチ(浦和レッズ・ユース)がヘッドコーチを務めました。
テーマは、コンビネーション、グループでの突破です。ウオーミングアップは、これまでから難易度がアップしてワンタッチでのボール回しを行いました。ワンタッチ制限では、常にパスをもらう準備をし、周囲の状況を確認して次のプレーイメージを持っておかなければパスがつながりません。安藤コーチから「ディフェンスが食いつかないときは、パススピードを変化させてタイミングを計ったりし、自分たちで状況を難しくしないように」とアドバイスが入り、徐々にスムーズになりました。
次に、ディフェンス2人、オフェンス2人に分かれ、ゴール前での2対2の突破トレーニングを行いました。最初は、オフェンス2人の距離が近すぎてディフェンスがマークにつきやすい状況になっていましたが、コーチからアドバイスが入り、2人の距離間を保ったり、動き出しに緩急をつけることでディフェンスがポジショニングを迷いだし、オフェンスがシュートまでいくシーンが増えました。
2人ペアで瞬時にアイディアを出し合い、呼吸があったときにはすばらしい崩しでゴールにつながっていました。抜かれるのが怖くてディフェンスがズルズルと下がってしまうと、オフェンスは迷わずシュートを打てます。手本となる攻撃のバリエーションが増えると全員のイメージも高まり、みんなで刺激し合いながらレベルアップしている様子でした。
最後に7対7のゲームを実施。このサッカークリニックでトレーニングを重ね、みんなお互いの特徴がわかるようになってきたので、チームとしてのまとまりが良く、「OK」、「フリー」、「ターン」、「逆サイド」などのコーチングの声が飛び交っていました。自分で周りの状況を見ることも大切ですが、試合の流れが早く、瞬時にプレーの判断を求められるなかでの味方がコーチングの声はとても重要です。
W杯で優勝したレーヴ監督率いるドイツが、ボールの保持時間(1人の選手がボールを保持する平均時間)をより短くすることを目標に掲げ、2006年の約2.8秒から今大会前には1秒を切るまでにしたというデータがあるようですが、こんなに球離れが早いとディフェンスは的をしぼれなくなりますね。1人1人のプレー判断を早めるには毎回トレーニングで意識し続けることですが、周りの選手がコーチングしてあげることですぐに改善できます。さらに、チーム内でどのように攻めるのか、守るのかの意思疎通も自然に高まります。今後は、ゲームでのチーム力も磨いていきたいと思います!
次回は9/27(土)16:00〜18:00に開催予定です。秋に差し掛かり、いよいよスポーツシーズン到来です。サッカー仲間と思い切りサッカーをエンジョイしましょう! たくさんの参加をお待ちしています。
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