2014/08/03

7/26(土)「レッズランドで夏の思い出を作ろう!」」レポート〜

「“日ごろなかなかできないこと”をレッズランドで体験しよう!」をテーマに、毎年夏休みに行なわれる『夏思(なつおも)』。去年は雨で中止になったため、今回は2年ぶりの開催となりました。7/26()の午後、夏の思い出作りに家族や友人グループ34組124名が集まりました。

まずは体験プログラムの「スラックライン」と「アイスクリーム作り」。2組に分かれ交互に行ないました。

スラックライン
スラックラインとは、ベルト状のラインの上を渡る、綱渡りのようなもの。元々アメリカの登山者の間で遊びとして行なわれていたものが、ドイツでスポーツとして発達、ここ6〜7年くらいの間に広まってきたアウトドアの遊びです。

まず見本を見せてもらったのですが…すごい! 幅5cmというガムテープほどの幅、高さ110cmと大人の腰より高い位置に張られたラインの上を、まるでトランポリンで遊ぶかのようにさまざまな技を披露。見つめる参加者からは感嘆の声があがります。

指導してくれた猪鹿野さんは「1日でできるようになるのは難しいけれど、まずは楽しさを味わってください」とのこと。さっそく4カ所に分かれての体験です。

スラックラインを上手に渡るにはフォームが大事。目線はなるべく下を向かず真っすぐ、膝は曲げて、おへその下に力を入れる感じで、手でバランスを取って進みます。高さ30cmほどでも、細いラインが揺れると怖い! 案の定、子どものほうがバランスを取るのが上手で、大人は大変そうでした。

「ラインの上を歩くだけでも体幹が鍛えられますよ」と猪鹿野さん。サッカーやランニング、テニスなどほかのスポーツをしている人が遊びで取り入れて鍛えるのも楽しそうです。

アイスクリーム作り
卵黄、生クリーム、牛乳、砂糖といった材料でアイスクリーム作りにチャレンジ。材料をアルミ缶の中に入れて密封し、氷、塩を入れたタッパーに入れ、周りをタオルでぐるぐる巻きにします。

それを冷やし固めるために15分ほど混ぜ続けるのですが、ブルーシートの上でゴロゴロ転がし続けたり、サッカーボールのごとく足で蹴り続けたりするのが『夏思』流。アウトドアイベントにふさわしく、体を使った手作り体験で、どのグループも楽しんで作業していました。

転がし続けたアイスクリームがどうなっているのか、中を見る瞬間はドキドキ。どのグループもおいしそうなバニラアイスができ上がってほっと一息。中には「卵黄が混ざらず不思議な味のアイスができました」という笑えるエピソードも。

「暑いので早く食べないと溶けちゃいますよ〜」という声を聞くまでもなく、冷たいアイスクリームは、あっという間に完食です。

飯盒炊さん
体を思いっきり動かしたら、そろそろお腹も空いてきた…。次は夕飯の準備。ごはんを炊くため飯盒炊さんにチャレンジです。

かまどに火を焚きます。最初は燃えやすい紙、細かい枝や木材に火をつけ、徐々に太く大きい薪を入れて火を強めます。

普段は炊飯器のスイッチを入れれば勝手に炊いてくれますが、飯盒炊さんでは時間を見ながら火を上手にコントロールするのが大事。フタから吹きこぼれてきたら徐々に火を弱めていくのですが「火を弱めるためには燃えている薪を取り出していけばOK」と、ボーイスカウトの方が教えてくれました。

フタを開けたとたん、お米の香りがふんわり漂う。飯盒で炊くごはんは、おこげも魅力です!

カレーの具は豚肉、ナス、パプリカ、ズッキーニで夏野菜たっぷり。暑い夏にぴったりのスパイシーカレーです。大鍋で煮るからとてもおいしくできました。野外で自分たちで作ったごはんとともに食べるカレーの味は格別です。

キャンプファイヤー
おいしく食べたら日も落ちてきました。火の周りを囲んでキャンプファイヤーの開始です。
ボーイスカウトの方が「ファイヤーマスター」に扮し、火の大切さを伝えながら薪の周りを歩いていきます。みんなで「♪遠き山に日は落ちて」「♪燃えろよ燃えろ」を歌いました。

炎を囲みながら「ジャンケン列車」「猛獣狩りゲーム」も行ない、子ども同士はもちろん、大人にも懐かしいゲームに、みんな童心にかえって楽しみました。

花火
いよいよフィナーレ、花火です。サッカー場横の芝生エリアに移動。ここで手持ち花火が配られる予定が「みなさんへのプレゼント」ということで、突然の打ち上げ花火! 15発ほど打ち上げられましたが、花火があがるごとに子どもたちの大きな歓声が響きました。

この日は風もなく天気がよかったので、花火が色鮮やかにとてもきれいに見えました。


打ち上げ花火の後は手持ち花火で締めくくり。たくさんの花火を手に、子どもたちの笑顔も満開。楽しい1日はあっという間に終わりました。(取材・文/ 小谷祐子)

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