ヘッドコーチに工藤輝央コーチ（浦和レッズ・ジュニア）を迎え、「認知」をテーマにトレーニングを行いました。

ウオーミングアップのパス＆コントロールでボールの感触を確認。次にグリッド内で4人〜5人に分かれてボールポゼッションを行いました。

ディフェンス1人に対し、オフェンス3〜4人でボールを回します。ボールが移動するたびに慌しくサポートの位置に動き直すことの連続で、攻撃側が圧倒的に有利な設定ですがなかなかスムーズにパスがまわりません。途中、コーチのレクチャーでイメージを高めると、1人1人の無駄な動きも減り、シンプルかつスムーズにパスがつながるようになりました。

そのトレーニングを発展させ、さらに広いコートで人数を増やしてボールポゼッションを行いました。今回のテーマは「認知」。プレーをする上で認知しなければならない情報の優先順位をみなで考えました。ボールを持っていない選手は、ボールを持っている選手、一番近くにいるディフェンダーの位置、味方の位置、そしてなんとなく全体の状況を把握しておくことを心がけます。優先順位を整理することで、徐々に視野が広がり、余裕を持ってパスがつながるようになりました。

最後に2チームに分かれてゲームを行いました。

トレーニング成果もあり、みなルックアップする意識が高く、近くにいる味方とリズムよくパス交換していました。オフェンス側は中盤で小気味よくパスをつなげるため、ディフェンス側も中にしぼられ、スペースの空いたサイドを有効に使った攻撃から得点につながるシーンが度々ありました。勝敗は3-1でしたが、勝利したチームは最終ラインの守備が安定しており、サイド攻撃を有効に使っていたように感じます。

足の速い選手にはキラーパスをねらったり、フィジカルが強い選手には背負っていても簡単にボールを預けたりと、参加者が各々の特徴に応じたプレーをしていることに驚きました。トレーニングを重ねるごとに、個人だけでなくチーム力もアップしています！

次回は、5/5（月祝）土橋正樹コーチ（浦和レッズ・ジュニア監督）、5/31（土）池田伸康コーチ（浦和レッズ・ユース）がヘッドコーチを務めます。

毎回意識高くとても充実したトレーニングを行っていますが、このサッカークリニックで単純に「サッカーって楽しい！」と感じてくれるとうれしいです♪　次回5/5（月祝）をお楽しみに！

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