2012年からスタートしたサッカークリニックは、今回で祝20回目を迎えます。
いつもと変わらず前回から1カ月しか経っていませんが、サッカークリニック仲間との久しぶりの再会に気分が高まります。担当の私はいつも見守っているだけですが、今日はどんなトレーニングが行われるのか、どんなプレーが見られるのか毎回とても楽しみです。

ヘッドコーチは、昨年から2回目の登場となる大槻毅監督（浦和レッズ・ユース）。アシスタントコーチは、鯵坂真人コーチ、石田勇人コーチ（浦和レッズ・ハートフルクラブ）が担当し、ユースのGK大川圭為選手（高校1年生）も参加しました。

2014シーズンの「蹴り初め」でもあり、基礎トレーニングの後にゲームをたっぷり行いました。大槻監督から「今日は、ユースで行っているトレーニングをそのまま実践します」と話があり、久しぶりのハードトレーニングに息を切らす人が多かったですが、技術は健在。大槻監督も参加者たちの上達ぶりに大変驚いていました。

最初に行ったウオーミングアップでは、参加者たちが普段1人でもトレーニングできるようにと、筋肉に負荷を与えながらストレッチを行う方法を実践しました。このメニューは筋肉にじわじわと堪えます。みなさん、明日からぜひ実践しましょう！

基礎トレーニングでは、ボールの感触を確かめながら、常にルックアップしてプレーすることを意識してトレーニングを行いました。基本となるパス＆コントロールでは、これまでよりもボールが乱れることが少なかったように感じます。

次に、4つのグループに分かれて4対2or5対2のボールポゼッションを行いました。ディフェンス2枚は声を掛け合い、間を通されないよう限定したディフェンスを意識しました。それに対して、攻撃はルックアップの意識が高く、なかなかディフェンダーはボールを奪えない様子です。ここでも昨年1年間しっかりトレーニングを行った成果が表れていました。

ゲームは3チームに分かれ、総当りで勝負しました。参加者たちは1カ月分のサッカー熱がたまっていたせいか、とてもイキイキとプレーしていました。高い位置からファーストディフェンダーがしっかりとプレスをかけ、球際をねらっており、それに負けじと攻撃は相手を背負いながらも、うまく味方を使って細かなパス交換から突破してゴールを奪うなど、展開の早い攻防に見ている場外も大盛り上がりです。身震いするくらい素晴らしいコンビネーションからの得点シーンがたくさん見られ、どの試合も接戦を繰り広げていました。

初めて参加した人もうまくとけ込み、味方を思いやるメッセージの込められたパス交換で、どのチームもコンビネーション抜群です。試合前に円陣を組み士気を高めたり、各々のよいプレーを褒めあったりと、このクリニックの“絆”は本当に素晴らしいです！

次回は、2/15（土）15時〜17時、工藤輝央コーチ（浦和レッズ・ジュニア）がヘッドコーチを務めます。シーズン序盤は、基礎トレーニングをみっちり行っていきます。申し込みは、お早めに！

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