今回ヘッドコーチを務めた石栗建コーチ（浦和レッズ・ユース）は、今回がサッカークリニック初登場となります。特にフィジカルトレーニングのスペシャリストで、これまで数々のJクラブで指導してきました。

今日は蹴り納め！ゲームDayともあり、体をほぐし、サッカーのステップが取り入れられた試合を意識したウオーミングアップを行いました。

最近の研究では、運動前のストレッチは2秒〜3秒適度に伸ばすことが、最大限にパフォーマンスを発揮するそうです。これまで、運動前でもじっくり時間をかけて筋肉を伸ばした方が良いと思っていたので、大変勉強になりました。

次に、4対4＋フリーマン2のポゼッションゲームを行い、試合でのポジショニングを意識したトレーニングを行いました。これまでのトレーニングにおいて、オフェンス・ディフェンスをそれぞれ意識して取り組んできたので、みな上達していました。

フルピッチでのゲームの前に、ハーフコートで4チームに分かれてゲームを行いました。石栗コーチは、あえて対戦するチームで異なるフォーメーションを指定しました。片方は中盤が厚いフォーメーション、もう片方はサイドが有効となるフォーメーションです。

それぞれのチームの特徴を生かし、守備ではコンパクトに相手の特徴を消すことを意識するなど、チーム戦術を意識したトレーニングです。1年間トレーニングを行ってきた成果がまさに発揮されていました。即席チームですが、味方をよく見て素晴らしいコンビネーションからシュートまでいくシーンがたくさん見られました。

これを、次はフルピッチで実践です。30名を3チームに分け、昨年から恒例となったお待ちかねの浦和レッズのユニホームをまとい、気分は最高潮！　1年間トレーニングを行ってきて、昨年と比較して大きく異なる点は、プレーからみんなの意図が伝わることです。

ディフェンスからのビルドアップ、ボランチからの攻撃の組み立て、サイドでボールをキープし、オーバーラップする味方を使ったり、センタリングからの分厚い攻撃など、まさにトップレベルの試合さながらです。ユニホームをまとうと、さらにたくましく見えます♪

試合中には、背番号の「槙野！」「柏木！」と呼び合ったり、今回はゴールもたくさん見られました。素晴らしい戦いぶりに、ピッチ外で待機している選手からも歓声がわき、大変盛り上がりました。そして、池田伸康コーチ（浦和レッズ・ユース）もトレーニングが終わってから飛び入りで参加し、試合を盛り上げてくれました。残念ながら、得点は見られませんでしたが…。

最後に全員でユニホーム姿で記念撮影をし、クリニックは終了しました。一体感のあるこのサッカークリニックの雰囲気は、とても素晴らしいです。1年間みんなで切磋琢磨してサッカーを学び、今では1つのチームのように絆が強くなったように感じます。

2013シーズンあっという間でしたが、来シーズンもさらにみなさんのサッカー技術向上を目指して、そしてサッカーの輪を広げるため、大人のためのサッカークリニックをより充実させていきたいと思います！

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（集合写真：画像を右クリックでダウンロードできます）