11/16(土)秋晴れで今回も絶好のサッカー日和のなか、2013シーズン最後のトレーニングが始まりました。
今回ヘッドコーチを務めた池田伸康コーチ(浦和レッズ・ユース)は、冒頭に「ユースのトレーニングをそのまま実践します!」と説明し、“見て、動いて、突破して、ゴールを決める!”をテーマに頭と体をフル回転させるトレーニングとなりました。
ウオーミングアップで行ったパス&コントロールは、しっかり相手の動きを確認しないとパスがつながらないトレーニングです。簡単な基礎練習でも、見て、タイミングを合わせる作業が入るとなかなかうまくいきません。アシスタントの神原一輝コーチ、鰺坂真人コーチ、石田勇人コーチ(浦和レッズ・ハートフルクラブ)のほか、渡辺隆正コーチ(浦和レッズ・Jr.ユース)、フットサルスクールのコーチ陣がサポートに入り、徐々に流れがスムーズになりました。
フリーマンを付けての攻守が切り替わるボールポゼッションでは、池田コーチからコートを広く使うこと、ボールをもらったときの体の向き、有効にフリーマンを使うことなどのアドバイスを受け、速いテンポでスムーズにパスが回りだし、「言うこと何もないっ!」とコーチに言わせるくらい上達しました。
次に、パサー(固定)がゴールに背を向けた横並び(or縦並び)の3人にパスを入れた瞬間からさまざまなコンビネーションでフィニッシュまでつなげるトレーニングは、参加者自身の自由なイメージに委ねるとても難しいトレーニングでした。
最初に池田コーチ、渡辺コーチ、保坂コーチ(フットサルスクール)がお手本を。その場で息がピタリとあった崩しから豪快にシュートを決め、一度もスピードを緩めることなく動いた先に絶好のパスがきてあっという間にフィニッシュするそのプレーに目が丸くなりました。
打ち合わせも何も行わず、パスを受けた池田コーチが瞬時に味方にイメージを伝え、一瞬で完璧に攻撃の形を成したプレーは、きっとこれまでのサッカー人生で培ってきた経験が生み出したものだと思います。
イメージが高まったところで、みんなで実践。イメージがあってもその場で共有することは難しいですね。その中でも、素晴らしいコンビネーションがいくつも生まれていました。
最後のゲームは、参加者13人×2チーム、コーチ6人チームで総当り戦を実施しました。コーチチームは相手が13人と圧倒的に不利ななかでも、プロ魂で攻守にわたり素晴らしい運動量とプレーで魅了していました。参加者チームはトレーニングの成果もあり、コートを広く使い、味方とのコンビネーションを高め、何度もゴール前で惜しいシーンが見られる混戦した戦いでした。
池田コーチはこの日最多の2得点をあげ、リクエストに応えて現役時代を彷彿とさせるお焼香パフォーマンスも見せてくれました。また、終了時間になっても参加者チームがあまりに好プレーを連発しているので、1人でアディッショナルタイムの架空ボードを掲示したり、時計を何度も見る素振りを見せたりと逆に時間を稼いでいました。そんなパフォーマンスをプレーしている参加者が見られるハズもなく…(笑)。
毎回トレーニングがハードになっていますが、参加者のみなさんが気付いていないのはきっと体力や技術がアップしているからだと思います。サッカークリニックが始まり1年半が経ちましたが、今後がますます楽しみです。
次回、12/21(土)は2013シーズン最後のサッカークリニック! “蹴り納め!ゲームDay”になります。ヘッドコーチは、石栗建コーチ(浦和レッズ・ユース)が初登場です!
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