7/20(土)、上旬から続いた猛暑から気温が下がり、心地よい気候のなかサッカークリニックが開催されました。
昨年の10月に続き、2回目の登場となる浦和レッズ・Jr.ユースの渡辺隆正コーチがヘッドコーチ、神原一輝コーチ、石田勇人コーチ(浦和レッズ・ハートフルクラブ)がアシスタントコーチを務めました。
今回のテーマは、グループ戦術です。チームのためのプレーの一つとして、これまであまり意識したことがなかった“無駄走り”をテーマに、スペースを作る動き、使う動きを意識して取り組みました。
まず最初に、パス&コントロールするなかでボールを持っていない選手がフリーランをし、“走る”意識を高めるトレーニングを行いました。
そして、その“走り”を無駄にしないために、動き出した選手を活かしたコンビネーションからのシュートを行いました。トップスピードの選手にパスを合わせるのはなかなか難しいですね。パスの出し手のタメも重要になります。途中、渡辺コーチがデモンストレーションを行いましたが、俊敏な走りからシュートまでのパーフェクトなプレーに大きな拍手がわきました。
“走る”ことの意識付けを行った後は、ミニゲームで実戦を意識したトレーニングを行いました。ゲーム中に渡辺コーチが所々プレーを止め、その状況下での動き出しのアイディアを細かくレクチャーしました。
最後のゲームでは、参加者とコーチ陣チームが対戦しました。コーチ陣チームは少ない人数ですが、ピッチを広く走りまわり、“無駄走り”のテーマにふさわしい豊富な運動量でプレーを繰り広げました。
パスの出し手の視野が広いため、遠くで走り出している選手を使ったりと、ワイドな攻撃で参加者のみなさんをうならせていました。そして、渡辺コーチが見事なプルアウェイからDFの裏で浮き球を受け、そのままダイレクトでボレーシュートを決め、難しいプレーをシンプルに魅せてしまうところがさすがでした。
ゲーム中では、走ることを意識してトレーニングを行ってきたので、ディフェンスラインから最前線まで駆け上がるシーンや味方が空けたスペースに走りこむシーンなど、いつも以上に動きのあるスピード感あふれた試合展開となりました。
“無駄走り”に見えるかもしれませんが、DFがマークに付きづらい、こういった動き出しからたくさんのゴールが生まれます。ピッチを縦横無尽に走り回るコーチ陣のプレーを見て、その動き出しの質にとてもイメージが高まりました。
今後のトレーニングでも一人一人が積極的に走ることを意識し、トレーニングの中で徐々に基礎体力を伸ばせるよう取り組んで行きたいと思います。
次回は8/10(土)、金生谷仁コーチ(浦和レッズ・Jr.ユース)を迎え、グループ戦術をテーマにトレーニングを行います。暑さ対策のため、開催時間を17:00〜18:30(90分)に変更します。毎回定員を超える申し込みをいただいていますので、予約はお早めに!
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